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アンモラルと食人族

数年前、ピートタウンゼントがわいせつ罪で捕まった時、夕方のTVニュースで当たり前のように普通に報道されていることに怒りが沸いたことがあったけど、あのとき初めてモラルについて考えさせられた。
怒りのわいせつ論(RED DIARY2003)。

ついこないだは少女が父親を殺した事件の影響で深夜枠のアニメが報道規制されたそうだ。
そのアニメについては全然知らなかったけど、物事の善悪を前にして勝手にリンクされた(悪い意味で)そのマンガの作者とファンは、あったまきたんじゃないかと思う。
だいたい、そんな浅はかな問題なの?
よくできた作品というのはそれだけの影響力やパワーが宿っているし、見る人にショックを与えるものだろう。だからって精神に悪影響があるものなの?
それは受け手の・・・個人的な問題なんじゃないのかな。と思うんだけど・・。
個人の受け取り方や解釈までお国で決められちゃ世も末だわ。
ダークでキケンなアニメを全部排除したとして、じゃあ、ヒーローが大活躍して悪役をなぶり殺しにするアニメだけTVでやる世の中がまともかっていったら、そんなのおかしいし、大間違いだし。(どっかの国がPCに検閲かけてるのとも大差ないし。)
正義の名の下だったらテロや戦争したって人殺したっていいなんて勘違いなガキが増えたら、どうするんだろう。
チベットでは、日本と反対の発想でわざと悪に触れさせる。
曼荼羅に邪悪な神や妖怪をたくさん描いているのは、これから出会うであろう悪の存在を子供達に気づかせて教えるためなんだって細野さんが言っていた。

倫理観とか道徳観って、自分にない新しい世界を知ってこそうまれるもんじゃないのかな。
何が有害かもわからないのに無害もへったくれもない。
実体験では想像できない領域での自分の判断や新しい価値観を知る一番身近な勉強どころが映画や本やマンガといった商業芸術なんじゃないのかな。
いいか悪いか・好きか嫌いか自分でチョイスする選択肢まで奪ってしまったら、悪がなんで悪か疑問もわからないよ。
こないだTVで初オンエアされた私達のエレベーター(PV)も最後が全部カットされてしまったけど、あれは(私としては)モラルもインモラルも関係ない超道徳的(=つまり、ぶっ飛んでいて刺激的という視点)なアンモラルな作品だと思っているので白けました。

あ、そういえば、全国のロカビリー系や原宿のショップで配布されてる「ワルダ」のフリーペーパー、そこに音楽と映画にまつわるコラムを書かせてもらっているのですが、今度の内容は主にそんなことを書いています。
もうそろそろ配布されるみたいなので、町で見つけたらもらってね!

というわけで、次回コラムの内容をこの下に記録しておきます。

JUNK入稿確認


★JUNK THE RiPPER のRED ROOM コラム(全文↓)

先日テレビでダークサイドミラーズのエレベーターが放送されたので歓喜したら、見事検閲によりラストが全てカットされちゃった。
どんなにポップな描写でも最先端でも首チョンパはタブーなんだって。
目に見える奇抜なものばかり何でもかんでも排除していけば安全で平和だと思ってる世の中なんてクソ食らえだわ。
これじゃあ子供達の想像力が低下して残酷な事件が増えるだけだ。
あんまり子供達を抑圧しちゃうと「キャリー」みたいな子が増えちゃっても知らないよ。
思春期のダークサイドを甘く見ちゃダメだ。そんな悩める親御さんに朗報。
ちょうど今渋谷の映画館で『食人族』('80)が上映中である!
こんなアンモラルな時代に地球最後の超ショック・ドキュメンタリーと呼ばれたカニバリズム映画の金字塔が見れるなんて最高!
発売したばかりのDVDBOXも相当ヤバい内容です。家族で食人族を見れば世の中でまかり通ってる常識もタブーもチャンチャラおかしくて鼻で笑ってしまう事だろうね。
そういえば去年完成したダリオアルジェントの魔女三部作の完結編『THE MATHER OF TEARS』既に英語版を見たけど、ダークでカッコイイ映画だった~。
サスペリアと同時上映してくれないかなぁ!みんなでワクワクして映画館で待ってようね!
私は「イタリアンホラーの密かな愉しみ」という素晴らしい解説本をゲットしてイタホラの魅力にどっぷり浸かっている今日この頃です。
今見たい映画は『白い肌に狂う鞭』!タイトルだけでもう狂いそう!
秋の夜長はエロティックで狂った血だらけの映画がよく似合うわ。

syokuninzoku.jpg


<注:これは先月末に書いたものなので、最新情報を補足しておくと、
「食人族」は今日13(土)から渋谷のホラー映画館シアターNで上映~!もちろん私も行くつもり!
DVDボックスセット「食人族-てんこ盛り食人愛好家盤」(→Amazon)は昨日発売!
ダリオアルジェントの『THE MATHER OF TEARS』は、「サスペリア3」として、めでたく劇場上映が決まったそうです!わぁ~い!

コメント

こんばんわ。
仰る通りだと思います。
確かにこの世界は糞で溢れかえっていますが、
若い犯罪者どもの責任を社会に求めすぎている気がします。
社会云々よりもまずは個人の問題だろ。
アメリカのドンパチ映画が好きだろうが好きじゃなかろうが、人を殺すやつは殺すし、殺さないやつは殺さない。
結果としての事実だけを見て放送禁止にするのではなく、どういう意図でそうしたのかを、足りないお頭でいいので考えてから決めて欲しいですね。

maRさん、どうもありがとうございます。
同じ気持ちで本当に嬉しいです。自分みたいな考え方ってほんと一握りの少数派の意見なんだな、というのを最近痛感していたので。
自分の考えを書くこと自体が個人的なブログでさえタブーとされる小難しい世の中になってきたんだな~、と思ってます。

私は、ただ過激にすれば何でもいいとか、社会を敵に回すことで自分の存在意義を見いだしているわけでもないし、それをあえて狙ってどうこうしようってやり方は昔から音楽の世界でもあるみたいけど、そういうのってなんだか歪んでる感じがしてあんまり共感できないし好きじゃないんですよ。
だけど、自分の考えていることを匿名でしか発信できない世の中なんてそもそもおかしいし、ウェブで実名を公表している私人や公的立場のある著名人が当たり障りない食べた物や買った物の話しか発信しないのは妙ちくりんだし気持ち悪いとか思っちゃうんです、私はやだなっていうか(笑)。
うっかりたまに本音が爆発しちゃって自縄自縛しちゃうときもあって、リスクとかふと考えたりもします。小心者だから。言論の自由なんて本当はないんじゃないかと思ったりすることもある!あー悲観的に聞こえたらごめんなさい!!
でも私は今好きなことを言えてて好きな音楽をやれて幸せだしラッキーだなと思ってるよ。毎日明日が楽しみだし!
Marさん、よい週末を過ごしてね~!

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