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男の匂いとスワンプ!




あたい、昨日はトニージョーホワイトのライブに行ってきたっちゃ!
トニージョーが26年ぶりに日本にやってきたん!
やばい、生であのセクシーな・・・こうなったら行くしかないっちゃ!(南部の田舎娘風)



トニージョーと出会ったのは中学生の頃。トニージョーの歌い出しの「んーッ!」って声にまずヤラれた
(ex「ソウルフランシスコ」)。
あのセクシーな南部の男の吐息声を聞いたら、もう当時のクラスメートの男はみんなガキに見えちゃって・・・
それぐらいトニージョーは男の中の男の魅力が満載なのである!
それから、普段は農作業やってる(ステキ!)とか噂を聞いて、またときめいちゃった。


会場(クワトロ)に着いて中に入ったら、男ばっかり!
山名昇さんやS&Rのナベとも会う。
ほんとに90パーセント以上が男。男だらけ!
って別に男に飢えてるわけじゃないですけど・・・ロマンスグレーな紳士やチンピラ風、スーツ姿のサラリーマン(素敵だわ・・)や年期入った中年男性だらけ!(※小便臭いガキ、ゼロ!!)
こういう雰囲気、一度味わったことあるな・・と思ったら、サンハウスのリキッドルーム!あのムードに・・ほど近い。笑!
(って、ライブが始まって気づいたら、私の真ん前に立っていたのはサンハウスの菊さんだった!キャハハな瞬間です)

始まる前、隣のおじさま2人が「ジョン・リー以降のストーンズがどうの・・」といったマジメな音楽談義をしていて、暇だったので耳をダンボにしてきく。
((よし、ここは学ぶところだぞ。。))

「・・・それで、名前だけ知ってるって言われたんだよねー」
「ああ・・・。名前だけ知っててもねぇー」
そして同時に2人で苦笑い。(その横でひっそりともらい笑いする私。)
全て納得いく話だね。それをひたすらしてる。
いいなぁ・・こういうの好き好き!私もこういう大人のマジメくさい音楽談義にたまには入れてもらいたいなーと思ってジロジロ見てしまった。
たまには実のある相手と実のある話しなくちゃ腐るよねー。


20分ほど押して、やっとトニージョーがステージにふらっと出てきた。
でかい。190センチぐらい余裕でありそう~(惚)
がたいがいい!
そして、客席に向かって四方にゆっくり指を指す!「おまえ、よく来たな」ってな風に。
そしてサングラスをかける。どっしり座る。
仕草全てに男の色気を感じます。
ハーモニカをセットして吹く。ふぁーいい音・・・・そのままギターをギャウーーンとならす。んーーカッコ良い!

トニージョーが出てきたと同時に、待ってましたとオヤジ達があちこちから唸る!ビール片手に唸る!
ギターと歌とハーモニカ(トニージョー)とドラムの2人だけのライブだった。
ドラムは時にトニージョーを煽ったりして超タイトなリズムを刻んでて踊れるサウンド!
これがスワンプロックなのね。
さすが英国のロッカー達みんなの憧れ、南部の男!
ルイジアナ州出身ザ・キング・オブ・スワンパー!

もうあたいは、南部の田舎娘のサタデーナイトフィーバー気分で腰ふったよ!
プレスリーよりトニージョーのが断然好みやわー!

トニージョーのギターは、イントロからやばかった。実に渋い。
それから歌詞もいい。
南部の地味で野暮ったい生活を歌った歌ばかし。
プレスリーがカバーして有名な「Polk Salad Anny」なんて、
『夕飯のポークサラダを近所に摘みに行ったばあちゃんが沼地でワニに食われちゃったべ!』とか。
とんでもない歌詞だよ!


家に帰っても、しばらくあのセクシーなねっとりした吐息が耳から離れなかった。