スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

タイムトリップ!

c007gaikan.jpg
素敵な映画館に初めて出会った気がした。その名は三軒茶屋中央劇場!

この映画館は、1950年代に建てられて、そのままの形で今も残っているそうだ。
昔は名画座だったそうだけど、今は最近の単館ものとか割とメジャーな洋画を少し遅れて上映しているらしい。
とても古めかしくて立派な外観をしているので、いつも通るたび「いいなぁ」と外から眺めていたけど、今までなかなか行く機会がなかった。
数日前の夕方、急に行きたいと思い立ち、双子の姉を誘ってぷらりと遊びに行った。

ギィーと引き戸を開けて中に入るとすぐおばちゃんが立っていた。
その隣に映画のチケットの自動発券機。
チケットを買うと、そばにいるおばちゃんに半分に切ってもらってから中へ進む。
という仕組みだった。(発券機の意味があんまりないような・・・笑)

おばちゃんにチケットを手渡すとき「よくこんな恐い映画が見れるわねぇ~。若い子っていいわぁー」と感心した風に優しく声を掛けられた。
「いやぁ~」と照れ笑いをしながら中に進むと、びっくり!

c007roby.jpg
ここだけ時が止まってるかのような世界が広がっていた。
昔の学校のようなタイルの床、病院みたいな赤い待合室のソファーや丸いフォルムの白い柱や薄汚れた白壁、くすんだ茶色いドアの色・・・、がら~んとした雰囲気が最高~。

どことなく寂しげな感じがもうぐっときちゃう。

廊下をぼんやり歩いてふと壁を見たら・・・!
よく見たら、ぶーっ(笑)
いかにも安酒場の壁にありそうなカレンダーが一枚~。
今時風の水着ギャルのカレンダーが貼ってあるではないか。
やられたぁ~!と思った。
どんな下品なチラシや安っぽいポスターでさえ気品のある伝統的な絵画のように感じさせる
このノスタルジックで退廃的なムード。
こんなクラシカルな気分は ちょっとよそじゃあ味わえない!
しかし、どこをきってもすべてが昭和の枯れすすきな光景である。

いつだったか、ここでデヴィッドリンチの「インランドエンパイア」をやっていた時があったっけ!
シュチュエーションはバッチリ最高だったのに、ここで見れなかったことが悔やまれる・・・。
しばらく廊下の一角で煙草をふかしながら、この昔にタイムスリップしたような異空間に酔いしれた。
ここでエクソシストっぽくミラーズのPVを撮りたいな。

c007door.jpg

映画館の中のドア!深みのある茶色がいい味を醸し出している。
木のドアをギィーっと開けて中に入ると、見事に「マルホランドドライヴ」のあの劇場
「クラブシレンシオ」な空間が・・・・!


「お静かにー」というまでもなくお客さんは私達を入れてたったの10人・・・!
がっらがらだった。それでまた、ぐっときた。
堅い座り心地のイスに座ると、もういつの時代にいるのかわからなくなっていた。
こんな近所なのに今までどうして行かなかったんだろう!!

ノリノリでポップコーンを食べながら2人で席についていると、「ジリリリリリリリリリー!」とけたたましく黒電話のベルのような音がして(!)、映画がすぐ始まった。予告CMなし!
映画の音より壁のクーラーの音(カタカタ)の方が大きいのでちょっと気が散る。
ちょっとおしりを浮かすと、イスがガタンと上に戻ってくるので自然とお腹に力が入る・・・。
後ろの方からモーターのような機械音(キコキコキコキコ)がずっとしていた(笑)。
新鮮でなかなかよい、と思った。

その日見た映画は「ミスト」。
さびれた映画館で最新のホラー!ということで私は期待していた。
原作はスティーブンキングのサイコパニック系のホラーで、ラストに賛否両論の噂を聞いていたので、なんとなく気にはなっていた映画。

驚くことに少し前の方に座っていたおじさんが映画に対して、
いちいちリアクションをしながら見るスタイルのお方だった。
初っぱなから大声で笑ったり、モンスターが登場すると拍手したりして、
映画よりもおじさんのリアクションのが面白いのだ。
斬新なリアクションに思わず笑みがこぼれた。
ここはまるでインドの映画館みたいだなぁと思った。
(※インドではタバコを吸いながら映画に合いの手を入れてワイワイと見るのが主流らしい)
私も遠慮なく声を出して見ることにした。
たまに「アハハハ!」と笑ったけれど、そのおじさんとは笑いが一回も被らなかった・・・ううむ。


映画を見た感想→ なんて、もっさい映画なんだ!
あと、映画館に負けてる・・・。まだピンク映画とかのがいいのかも。。

★詳しいストーリーと感想★

正体不明の霧に包まれた田舎町が舞台。スーパーマーケットに取り残された町人たちが霧の中に潜む巨大なモンスターへの恐怖とパニックで理性を失ってゆき醜い人間模様を繰り広げるというストーリー。

主役の父親はなんか頼りなく薄っぺらい印象。
狂信者の女の演技が一際主役より目立っていて、どっちかというと敵キャラなのにこっちに感情移入してしまう。
その狂信者の女が一番ユーモアもインパクトもあったのに、中盤であっさり死んでしまってから、大した進展もなくただ絶望感だけがつのる展開にぐったり。
せっかくスーパーに立てこもってるんだから・・・と思った。(辛口)
一番我慢できなかったのは、映画の中に音楽がほとんど流れないこと!
やっぱり映画って音楽こそ大事だと思う。
緊迫感を出したかったのか終始無音で、スリルもドキドキも掻き立てられたもんじゃない。
たった2回だけ音楽が流れたけど、同じ曲で賛美歌の物悲しい風な音楽がちょっびっとだけ。
悲壮感をひたすら煽りたいのかな?緊迫感もだれちゃうよ。

これぐらいの人間模様だったら、漫画で充分なきがした。
このテーマだったら楳図かずおの漫画のがよっぽどすごいや。
「14歳」や「漂流教室」のが心情もリアルだし、もっと感情移入もできるし・・。
映像ならもっとキレがいいのを見たい!と思った。

監督はフランク・ ダラボンって人。
「ショーシャンクの空なんたら」とか「グリーンマイル」を撮ってる人だった。
やっぱりな~、と思う。どっちも暑苦しい感動作なイメージ。
昔ちょっとテレビでやってるのを見たけれど、恩着せがましくて好きじゃなかった。
※でも「ザ・フライ」の脚本とかやってる人なんだって~!(感動畑じゃなくて生粋のホラー畑の人だった)スティーブンキングが大好きすぎる故に、ああいう映画になったという情報あり。

同じフランス人でも最近の監督、アレクサンドル・アジャの「ハイテンション」のが痛快でまだ全然キレがあったな。
今度アジャが韓流ホラーの「Mirror/鏡の中」をリメイクした「MIRRORS」という映画が公開されるみたい。元のよりもいいらしいので、見てみたい。


映画が終わって、外に出ようとしたら、入り口のさっきのおばちゃんが
「どうだった~?」と笑顔で話しかけてきた。
なんてフレンドリーなんだ~!

「恐いっていうか、絶望的な感じでしたー」と答えると、
「あら~そうなの。」と一緒になって残念そうにしてくれた。
なんて癒し系なんだ~!

映画の後味の悪さもすぐ消えて、おばちゃんの優しさにちょっと感激。。。
都会にもこんなあたたかい場所がまだ残っていたなんてー。

たとえつまんない映画でも、また行きたいと思わせる映画館って素敵だなぁ。
次に行く予定は今のところまだ未定だけれど・・・
すっかりファンになっちゃった!
スポンサーサイト

原始人スタイルとボンテージ

先日見た「ジャージの2人」の影響か「涼しい感じ」が今も続いてるみたい。
なんと、私はまだ家の中でクーラーを付けていない!!
温度計によると30度あるというのに、暑さに負けてないぞ。
これはちょっと嬉しい気分です。
でもその代わり、窓全開で2つの扇風機と換気扇を一日中回しています。
風が体に吹き付けるので体感的にはとても涼しく気持ちいい。
クーラーなしで結構いけるものだな。やっぱ皮膚感覚が大事である!
クーラーのひんやり感・・・あの快感にマヒしちゃったら後が大変だよ。。。

でも昼間はさすがにちょっと汗ばんでぐったりするので、
髪は上で結び(パイナップルヘア)、格好は水着というか裸に葉っぱスタイル・・・とまではいかないけれど、かなりの原始人スタイル。
いつもの佐川急便のおじさんが配達に来たとき、ドアをガチャっと開けた途端、第一声に『わっ!』と言ったので確信した。このまま外に出たら変人だ。気をつけねば...
でもこの調子でお盆が過ぎるまでクーラーなし生活で乗り切ろうと思っている・・・!

実は今年はまた8月に生まれ故郷・北九州の野外ライブ「T-JAM」にDARKSIDE MIRRORSで出演することになっているので、ドキドキなのです。
真夏の九州の野外ステージは信じられないぐらい「めちゃくちゃ暑い」というのを去年身をもって知ったので、今年は今から気合いで臨んでいるのです。
ただでさえ私のドラムはハードヒッターなので、いつもライブが終わった後は汗びっしょりなのだけど、去年のT-JAMは暑さにビビってしまい、いつもの戦闘着=黒革服を断念したのだった。

こほん。私はライブはいつも同じファッションで素肌に黒革服を着ています。
これにはわけがあって、まずつるつるした肌触りとしっとりとした感触が死ぬほど好き!
エナメルを着ると自動的に戦闘モードのスイッチが入るのです。
理由その2。マンディアルグの『オートバイ』の主人公レベッカ。
彼女のように「絶対の探求者」でありたいと思う。
というわけで、主に2つの理由からいつもこのスタイルです。たとえ筋肉でムキムキになろうとも頭から火が出ようとも~!
黒のエナメルは私にとって日常的秩序を粉砕するアンチテーゼの象徴なのである!
なんて、かっこつけたりして!(家の中は原始人スタイルなのですが~。)
今年こそは、ボンテージを貫き通したい。


★夏におすすめ(笑)クールな洋書コミック!

ボンテージ・イラスト作家として有名なエリック・スタントンのコミック。
■The Best of Stanton volume 4/エリック・スタントン(洋書)
thebesteriimg804.jpg


映画「バーバレラ」の原作コミック!
■BARBARELLA by:JEAN-CLAUDE FOREST
barbaimg328.jpg


パルプフィクションの表紙ばかり集めたカバーイラスト集!超クール!
■Men's Adventure Magazines in Postwar America (Midi Series)

madventure.jpg


★★★★★大好きなERIC STANTONのイラスト★★★★★

ericstanton.jpg18710677.jpg




スリリングな飲み会!

昨晩はバンドのリハで新曲「悪魔のシスター」が完成した。
これは去年の11月末、ある怒りの事件とデパルマの「悪魔のシスター」とにインスパイアされて私が作った曲だった。
今年に入って意を決して持っていったら一瞬お蔵入りになりそうになったが、粘りに粘ってみんなでアレンジを重ねて、やっと昨日ミラーズ・アレンジがカンペキに仕上がった!
次のライブをお楽しみに~!

futinkan4-img425x600-11686355412392.jpg

リハが終わった後、lloyの松原くんの誘いで、ミラーズのみんなとNAMIちゃんとセイちゃん、他はじめて会った方々らと皆で飲み会をした。
初めて会った方々らと仲良しさん風に話をしていたけれど、だんだんと血の気が上ってくるのを感じていた。
頭の中で赤のランプが点滅し始め、点滅はだんだんと高速になり、いつもの「有耶無耶(うやむや)郷の水夫め!」(怒りダイナマイト)が喉に詰まった瞬間、ななめ向かいの席に座る死神ジョーと目が合うと、私の方にニッコリと笑顔で手を振ってきた。
私ははっと我にかえった。(ふぅ~。死神ジョーありがとう。助かったよ!)と思った瞬間、また酔っぱらいの水夫と談笑していたら、1分も経たずにすぐ赤のランプがついた!やばいと思いながらも、険悪な空気が加速する。
と、その空気に切り込むように、松原君が「にゃーむにゃーむ!」と謎の擬音語を発しながら身振り手振りで視界に飛び込んできた。
そのたびに楽しくなって、不思議とみんな笑っちゃう。一瞬にして和やかな場内に。
ライブでも飲み会でも松原氏が言い放つ言葉にはなにかものすごいエネルギーの言霊が宿っているように感じる。
その後松原くんから「にゃーむ」的な擬音語が十数回ほど発せられただろうか。
ふと横を見ると、同じレッドランプの点滅するルーシーの姿が・・・!
(おお・・・兄弟。わかってる~!)とその血を嬉しく思ったりしつつも、
その場はいまだ一触即発状態のまま、異常なほどにスリリングな空気が流れていた。
次第に松原くんの意味不明な擬音語「XX&%$%」は、姿/形を進化させて、すべての調和をつかさどっていた。
彼が何か言うたびに(カムダウン)それは平和の呪文のように聞こえた。

しかし・・・!
残念なことに松原君が席を立った瞬間、怒りの封印はすぐにとかれてしまった。
<突然、ケンカ・始まる>

「バカじゃないの?」・・・どうしても我慢できなくて言ってしまった!
見事にNGワードだった。
その言葉に逆上した水夫さんは私ではなく横にいたLUCYを標的にした。
「ニュースとか見てンのかよ?」と言った。
私はもう怒りのワナワナが限界だった。すでに限界だったLUCYもキレていた。
「当たり前に見てるよ!」(ルーシー)
「嘘やろ~!何のニュースみてんだよ」(ぶちキレ気味の水夫)
「政治。環境・・・・ 言いたいことがあるから自分で音楽やってんだろ」(冷静なルーシー)
「優等生ぶりやがって!」そう水夫が言い放ったとたん、隣でピキっと何かきしむ音がしたようなきがした。
再びNGワードがルーシーから飛び出した瞬間、ガッチャーン!!と何かガラスが割れる音がして目の前のテーブルに火の粉が舞った。
次の瞬間、具合が悪そうに下を向いていたケビンが「なんじゃあごりゃあ”!」と立ち上がった。圧倒される言葉をガガガガっと言い放つと私達の前に躍り出た。さっきのピキッの正体・・・威嚇するケビンは、シュワシュワとしたものが体から放出されていて「北斗の拳」みたいだった。
男気上等!これぞ、ケビンの男塾。格好いいぜー、ケビン!
トイレから戻ってきた松原君は「しまった」と思ったかもしれない。
自分が居ない間に、あんなことになってしまって、さぞ驚いたことだろうな。
(・・・申し訳ない)

私はなんか赤面して立ち尽くしていた。
まるでケンカというか青春学園ドラマみたいだったからだ。

せっかくの楽しい飲み会をバイオレンスな空気にしてしまって申し訳ない気分だなぁ・・・と気まずく思っていると、NAMIちゃんが一言。
「誰も反省しなくていいと思う!」あっけらかんとした口調で言った。
さすが姉御もち肌!いいこと言うな~。そうとも、その通り!
その一言で、なんだか救われた気分に!
その後お店を出ると、みんなすっかりバカになって楽しくなっていた。
はしゃいだ気分でルーシーとケビンと松原くんとで輪になってマイムマイムを踊った。

あんなスリリングな飲み会は初めて!興奮した~。

「ジャージの二人」

先日、「ジャージの二人」の試写会に行った。
今月19日から公開される私の父が主演の映画なのです!
jarge.jpg


舞台は避暑地・北軽井沢。
別荘で父と息子がジャージを着て夏休みを過ごしている。
カマドウマとファミコンの麻雀ゲーム。
携帯電話は圏外。スーパーで山盛りに積まれたトマトが1個33円。(や、安い!)
非日常でも日常でもない時が止まったような世界で考えたくない現実問題が低周波のようにうっすらと流れている。それがなんとも切ない。
夜の静けさ。ノスタルジックなキャベツ畑。
森の中で一歩迷えばそこは樹海。イノシシ出没注意の看板!
鈴の音と共にやってきては森の中にふっと姿を消す魔女の存在・・・。
何でもない出来事が淡々と起きては過ぎてゆく毎日。

ジャージを着る瞬間がこれほどクールな映画は他にないな。
映像がスローモーションになってめちゃくちゃかっこよかった。
例えるならば、「バッファロー'66」のあのシーンみたい。
日常の中で突然、自分のテーマソングが頭の中で流れ出すような、そんな嬉しい瞬間って誰にでもあるんだな!
生き生きとするジャージの二人にすごく共感して、なんだか私までジャージが着たくなった。
あと、「僕は昔、この道でジョン・レノンとオノ・ヨーコを見た」ってシーン・・・・!
個人的には一番この映画のハイライトだった。
ドキドキして泣きそうになった。

そういえば、映画館には笑い声がたくさん巻き起こってた。
私も映画を見ていると無性に笑いたくなった。何度も吹き出して笑ってしまった。
しかし見終わるとそれがシュールな現実味に変わるのだ。
あれは不思議な感覚というか、はっとさせられた。
素晴らしい映画だった!お父さん、かっこいい!!
中村監督、サンクス!

見終わった後、なんだかジム・ジャームッシュの映画を見た感じに近い感覚だった。
あとでじわじわとくるのです。
なんかこう・・!心地よい清涼感に包まれて切ない気持ちに満たされる、というか。
すごく面白かったのでした!

帰り道、数年前に遊びに行った軽井沢のネロの別荘のことを思い出していた。
あの別荘で過ごした数日間は最高だったな~。
昼間はだらだらスカパーのディスカバリーチャンネルを見て、夜がきて外に真っ暗な樹海が広がったら、爆音にしてテレビでホラー映画(今はなきホラーチャンネル!)を夜通し見たっけ。
涼しくてスリリングで最高だった!・・・またいつかあの別荘にみんなで行ける日が来るといいな。

■映画「ジャージの二人」公式HP

SATANIC!666 (大悪魔祭回想録)

20080630222134.jpg
昨日は大悪魔祭だった。
ライブを見に来てくれた皆さん!ありがとう!
初めてライブを見に来てくれた方とお話しできたり、
久々にヨクナと会えてシュート君も一緒にゆっくり話せて嬉しかった。


<ここから私の悪魔的な回想録!>


昼間、高円寺ミッションズに行こうとしたとき、
光が差し込んで明るかった部屋がすぅ~っと真っ暗になった。

あれ?夕方になったような・・なんだこれ?

と思ったとたん、ゴロゴロゴロゴロ・・と重低音鳴り響き、と同時にザーーーーーと滝のような音がして大雨が降ってきたのだった!

私は思わずニヤリとした。
これはもしや、今日出演するサタニックメタルバンド「ジェノサイド」の仕業かもしれない!
いや・・私かもしれない。
今夜の大悪魔祭へのワクワク度の象徴のような気がして
コーヒーを飲みながら外の激しい稲妻と稲光の音を聞き、私は静かに興奮していた。

だんだんと雷の音も強くなり、ドガドガドガーーーン!!と近くに雷が落ちた。
まさか!と私は歓喜した。
ほんの数分前まで暑い日差しが降り注ぐ眩しい昼間だったのが、
こんなにも突然に嵐に変貌するなんて、自然の神秘というか何というか、
もうこの状況が面白すぎるではないか!
ゴーゴーと窓の向こう側がありえないぐらいの音。

思わずルーシーに電話した。
「とうとう悪魔が空から降りてきたね!外ヤバいよ!どうしよっかー?」
そう言うとルーシーは
「ほへ?何言ってるの?」
全然テンションが違う。え?だって外、嵐じゃん!
「えー?!・・・ちゃんと起きてる?」(一応確認した)
「うんもう出るところだよ!嵐ってなに!?こっちは普通に天気いいけど?すっごい晴れてるよ。」
「えっ?」

・・・・(そんなまさか!)と思った。こんな嵐が吹き荒れているのに。
もしかしてレッドルームの回りだけ嵐とか?
そんなバカげたことあるわけないけど、想像してみたりして、楽しくなっていた。
しかし、恐いぐらいな雷の音。空が怒り狂ってる。
今、外に出たらこんな鉄の塊(ラディックのスネア等)を抱えた私は真っ先に雷に打たれて、「オーメン」の神父みたいにあっけなく犬死するんではないか?と思った。さっきの雷が落ちた音は近かったし。

でもそろそろ出ないと時間がやばい。
リハの時間に遅れる・・・・!そう思って、意を決して外に出ると、シーン。
雨も嵐も雷も真っ暗な空も、どこかに吸い込まれて消えたように、さっきまでのカンカン照りの空が広がっていた。
ちょうどすでに会場にいる屑山さんから連絡があったので、嵐のことを聞くと、
ルーシーと同じ答えが!晴れているそうだ・・・。いい天気らしい。。。

ぐむむむ・・・変なのー。どうなってるんだ一体!?
私はまるで狐につままれているような気分だった。

この日、私は666に演奏できるのを心から楽しみにしていた。
冷やかしで悪魔祭に参加する気は毛頭なかった。
自分のトラウマが凝縮された暗号、666。
私は悪魔にまつわる過去を数多く体験していた。
悪魔という悪魔が次々に襲いかかってくる最悪のバッドトリップのこと、
過去に付き合った人から「悪魔のような女だ」と泣きながら言われたこと。
「たしかに自分でもそう思う」と納得しながらも悪魔のままでいたこと。
他にもあんなことやこんなこと・・・。
私にとって666という数字は、ロシア人のように嫌ったりはしないが、
でもごくりとつばを飲む獣の数字だった。
(あ!このレッドダイアリーのWEBアドレスもー!フフフ)

そんなわけで、遅刻にあたふたしながら会場に行くと、想像以上にリハが押していた。
ジムオルーク氏がぽつりと寂しそうに中原さんを待っていた・・。
しばらくしてハァハァと息を切らせながら中原さんが到着し、すぐにリハが始まった。
そこから先はもはや誰にも止められない狂気の世界だった。しばし、放心する・・・。
1時間余り狂った爆音ノイズが続き、中原さんの「もうわけがわかんないよ!」と吐き捨てた締めの言葉でSUICIDAL 10CCのリハが幕を閉じた。

すでにオープンが押しているのが気になって焦りながら持ち場につくと、ふと時計を見て
ぎゃああー!
まさかの6時をまわっていた。




15分ほどでリハが終了し、楽屋に荷物を運ぶと、わずか10分後にウルトラQのS.Eが聞こえ始めた。
再び「ぎゃあー!」である。
リハの汗もふく間もなくそのままステージに躍り出た。
深呼吸。そして戦闘開始~~~!
(いつもより顔が恐かったという報告あり。)
そういえば、不吉なことに初めてライブ中にケビンのギターの弦が切れたりして(しかも同じ1弦を2回も!!)でもそのまま演奏を止めることなく続けられた。
そしていつも穏和な死神ジョーが・・・珍しくぶちキレまくっていた。
おお!やるじゃん!と思った。みんな燃えていた。
緊迫感が漂っている会場の空気も新鮮だった。

ライブが終わると、ぎゅうぎゅうのお客さんと山崎さんがこの日のために作ったというカットアップのホラー映像にぶっ飛んで(あれは強烈でした)、しばらくふらふらと揺れた。

その後、ライブ会場からほど近いケビンの家へいったん機材を置きに行き、空腹に耐えかね、ちょっと抜け出すつもりで皆で目の前の怪しい定食屋に入った。
素早くとろろご飯と塩サバを食べた。
食べ終わってぐったりしてたら、急激に腹痛が襲った。

痛みが通過するのをじっと待った。
なかなかおさまらない。バチでもあたったのか?!
もしや、さっきの定食屋がビンゴかー?(不覚にも当たったか・・・?)
私は焦った。嫌な汗がどんどん流れる。
とっさの判断で今すぐ一分一秒でも早くレッドルームに帰ることにした。
そうしなければ、よそのおうちできっと取り返しがつかないことになってしまうような気がした(笑)
まずいー!いそげー。

次の瞬間、みんなに別れの言葉を言うと、いそいでエナメルのブーツのファスナーも閉めず、速攻でタクシーに飛び乗った。
帰り際、テトラちゃんからお母様自家製(!)の本場のキムチをいただく。
ケビンは不憫に思ったのか食べ頃のメロンを1個おみやげに持たせてくれた。(涙)
ああ大好きなメロン!
ありがたくいただくと、鈍い痛みと共に必死の思いで逃げるように帰宅。。。
頭の中でTレックスのゲットイットオンが爆音で流れ出していた。

もしやこれもジャッカルの呪いだったりして・・・!とか、そうか獣の数字か・・!とか、
ヌードダンサーのこととか、ヨシキさんの目がサタンになっててかっこよかったこととか、ジェノサイドのライブのこととかボーカルのタケさんが楽屋で優しかったこととか、あと今日起きた数奇な出来事を色々思い出しながら走ってる車が道路の白い線を越えるたび1,2,3,4,5.6・・・と数えていた。意味もなく。
もうすぐ家につく。あとちょっと!・・・と祈るようにして私はレッドルームに帰った。

家に帰り着くと、不思議なことにお腹の痛みは消えていた。
ゲリロンベイビーはまぬがれた~!
あーよかった・・・胸をなで下ろす。
時計を見ると、やっぱり!夜の12時を過ぎていた。

悪魔祭、無事終了!

ライブのお知らせ!

暑い!いつのまにか梅雨が明けて、夏がきたようだ。
クーラーをつけたくなる衝動を抑えて(まだ早い気がする。。)
しょっちゅう手を洗い(原始的だが、冷却効果あり)、
それでも暑いのでアイスを食べて体を冷ましてしのぎました。
あとで冷や奴も食べる予定。今夜は寝苦しそうだなぁ~。

昨日の夜更けは近所のライブハウスにlloyのライブを見に行ってきました。
もう最高に刺激的なライブでカッコよかった!!
終わった後、ゆうこちゃんとも久しぶりにお話できて嬉しかった~!
イベントのDJに高校の同級生で今ロンドンナイトのDJをやってるU-ichi君がいてバッタリ嬉しい再会!tetraちゃんや13th moonのヨウヘイ君達とワイワイやってちょっと早めに帰宅~。

ところで今週末(明日)と来週末はDSMは1カ月ぶりのライブです!
この2回のライブは、がらっと違うコンセプトでライブをやる予定。
明日は、function code();主催のイベント "Night of Goth N' Romanesque"に招かれました。
ファッション色強いイベントな感じ?!とっても楽しみです。
そういえば、明日は「七夕」イブだ・・・・!

2008年7月6日(SUN)渋谷AOI-HEYA
the ORPHANAGE "Night of Goth N' Romanesque"
OPEN /START 19:00 ★Adv .2500/Day.3000
DJ★ 千尋
BAND★DARKSIDE MIRRORS、function code(); 、MarBell、SITHA

※ダークサイドミラーズの出演時間はPM9:00です

__________________________

そして来週末は、大悪魔祭
ノイズやブラックメタルという凶悪な悪魔バンド達と狂宴の夜です。
そういえば今発売中の雑誌、映画秘宝7月号に大悪魔祭のことが載ってます。
エリックの撮ってくれたDSMの写真がどーんとクローズアップされてて嬉しい!
SKULL_MASTER.jpg
悪魔な方もそうでない方もウェルカム!ぜひ遊びに来てね!
ダークサイドミラーズはトップバッターの6時6分6秒に出演予定です。
(クズヤマさんがストップウォッチ片手にハッスルしてくれるそうよ!)

2008年7月12日(SAT)高円寺ミッションズ
DEVILPRESS(映画秘宝TRASH-UP!!×GENOCIDE presents!!
悪魔祭
OPEN 17:30/ START 6:6:6 ★Adv .2500- DOOR .3000
VISUAL★高橋ヨシキ(ex.slasher)
BAND★SUICIDAL 10CC(ジムオルーク+中原昌也)、DARKSIDE MIRRORS、ジェノサイド、SIGH、インキャパシタンツ

映画秘宝』誌上、最も血飛沫に塗れたページ「DEVILPRESS」と、局地的に話題をさらったファンジン『TRASH-UP!!』、そしてオリジナル・サタニックメタルバンド「GENOCIDE」が合同開催する狂気のイベントが実現!! スクリーンに写し出される、ホラー映画の血みどろ映像と、最強のバンド勢によって演出される悪魔の宴!! 
6:6:6 開演

★DARKSIDE MIRRORS
東京発サイケデリック・パンクバンド。
★SUICIDAL 10cc(中原昌也+ジム・オルーク)
奇才2人による、謎の音響ユニット。
★SIGH
日本が世界に誇るカルト・ブラックメタルバンド。海外における影響度も高い。
★INCAPACITANTS
美川俊治と小堺文雄によるノイズ・ユニット。雑音と騒音の帝王。
★GENOCIDE nippon
80年代から活躍する伝説のサタニックメタルバンド。

20080630222134.jpg

FC2Ad

相続 会社設立
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。